2011年12月11日

地下鉄は誰のものか -猪瀬直樹- を読んだ!

猪瀬直樹氏はもちろん東京都の副知事で現役バリバリの作家である。
「ミカドの肖像」や「日本国の研究」などが代表作のノンフィクション作家。
小泉首相の時の道路公団の民営化で活躍した。

地下鉄は誰のものか、は基本的には都営地下鉄と東京メトロの一元化の話。
東京都にシステムの違う2つの地下鉄があるのは、ものすごく不自然で、これは一元化したほうが良いに決まってる。
でも、そこには利権やしがらみがあってなかなか進まない。
これを一歩一歩進めて行っているという現在進行形のノンフィクション。

東京メトロは巨額の建設費の償却が進んで、現状ではものすごく利益の出る体質になっている。
この利益を利用者に還元するのではなく、東京メトロに貯めこんで、天下り子会社をたくさん作って、内部で利益を回している。

一方、都営地下鉄は建設がやや東京メトロよりも遅く、巨額の建設費の償却がまだまだ残っている。
特にものすごく深い地下を掘った大江戸線の償却費が重い。
が、今では償却費よりも収益が上回り、単年では黒字転換している。

東京メトロとしては、都営地下鉄の巨額の借金を負うのが嫌で一元化をしたくない。
でも、利用者にとっては東京の地下鉄が一本化するのが良いに決まっている。
利用者目線で見れば答えは決まっている。

ここに斬り込む猪瀬直樹の奮戦記である。

本としては、読み応えがあるし、新書で安いのでさっさと読んだほうが良い。
読まない理由など無い、というくらい良書である。

猪瀬直樹氏はもちろん作家であり、東京都副知事で、情報発信力もある。
氏のTwitterはFollowは必須だし、Blogとnikkei BPnetの「時評コラム」は必読である。

東京都の副知事であるかぎり、思いっきり仕事して欲しい。



RNr_y_u_par72 at 14:35│コメント(0)トラックバック(1)読書 │ この記事をクリップ!

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1. 【利用者として知らなかったことばかり】地下鉄は誰のものか  [ ぱふぅ家のサイバー小物 ]   2012年02月10日 17:04
公共財は利用者のために税金を投入し、利用者が運賃を支払うことで運営される。それなら利用者を第一に考えるのは当然ではないのか。(216ページより)

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